2024.02.13

美容師の給料は低いって本当?その理由や収入アップする3つ方法を解説!

美容業界を代表する職種、美容師。オシャレなイメージで憧れている方も多いはず。その一方で、美容師の給料が低いと言われている理由はなぜなのでしょうか?
今回は、美容師の給料・年収事情や給与が安い理由を解説!収入アップの方法もご紹介します。

美容師になりたい方はもちろん、「美容師としてもっと稼ぎたい」「給料が理由で美容師辞めたい...」と悩んでいる方もぜひ参考にしてみてください。

目次~この記事でわかること~

■美容師の給料・年収事情
■サロン内での給与格差がある!?
■美容師の給料が低い理由
■美容師の給料を上げる3つの方法
■美容師から転職して収入アップするなら!

美容師の給料・年収事情

一口に美容師の給与が低めとは言っても、具体的にどれくらいなのか気になりますよね。日本全体の平均給与と比較した数値で見てみましょう。

平均月給は約25万円/平均年収は約330万円

厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、美容師の平均年収は約330万円、平均月給は約25万円(令和4年度)。月給18万円~19万円前後の人数が最も多くなっています。これは、2022年における給与所得者の「平均給与458万円」を大きく下回る金額で、日本の平均給与水準より低いことがわかります。(国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査より)
では、技術を磨いても美容師の月給・年収アップは見込めないのでしょうか?

ランクによる給与格差あり

ほとんどの美容室(ヘアサロン)で、アシスタント・ジュニアスタイリスト・スタイリスト、トップスタイリスト・アートディレクターなどのランク分け制度が取り入れられています。
ランクに応じて施術メニューの料金が異なり、美容師が受け取る給料(基本給)も変動することが多いようです。平均給与で見ると厳しい面もありますが、スキルを磨いてキャリアアップすることで、将来的に年収アップも目指せます!

<アシスタント>
美容師として正式にデビューするまでの期間をアシスタントと呼び、平均で2~3年かかると言われています。
受付や雑務・シャンプーなど、スタイリストの補助がメイン業務となり、固定給は低め。インセンティブや歩合給も含まれないのが一般的で、給与アップは難しい期間となるようです。

<ジュニアスタイリスト>
美容師になりたてのスタイリストのこと。アシスタントより給料は2~3万円ほど高くなりますが、指名料はまだつかないケースがほとんど。固定給以外での給料アップは期待できないでしょう。

<スタイリスト>
すべてのお客様の施術を任されるようになるポジションです。月給は20万〜30万円ほどにアップ。加えて、指名数やヘアケア製品の販売などに応じて報奨金・歩合給が上乗せされるケースが多く、頑張りが収入増に結びつくように。

<トップスタイリスト>
人気と実力ともに兼ね備えた役職。トップスタイリストになると月収が50万円以上になる人もいるんだとか!売上・人気を伸ばすほど目に見えて給料に還元されることが実感できるでしょう。

美容師の給料が低いと言われる理由

国家資格保持者で高度な技術・スキルを持ち、憧れの職業でありながら、美容師が稼げない、収入が低いと言われるのはなぜなのでしょうか。

歩合制の給料システム

美容師の給与体系は、「固定給+歩合制」という形が一般的。(※上述の通り、アシスタントは固定給のみ)指名料やヘアケア製品販売による売上で、固定給にインセンティブが加算されるというシステムです。売上金額の10~20%が給与に上乗せされる場合が多いんだとか。
この割合はサロンやスキルによっても異なるため、指名をどんどん獲得して稼げる美容師がいる一方で、頑張っても還元される金額が低い美容師も一定数存在します。

下積み期間が長い

美容師はアシスタント期間平均2〜3年ほどを経て、スタイリストになることが一般的。下積み期間の低めの給与額が業界の平均値を下げている理由の一つとして考えられます。

短期間での離職率が高い

スタイリストデビューまでの道のりが長く、給与アップまで時間を要することから、早期離職も多いのが現状。それゆえに、給与水準が低いポジションのアシスタントや駆け出しのスタイリストの割合が多くなり、平均給与が低くとどまっていると考えられます。実際に、令和4年度の有効求人倍率は5.66となっており人員不足の状態が大きいことがわかります。

出典:厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)

美容師の給料を上げるには◆3つの方法

業界内での給与水準は低い傾向にありますが、給与アップを諦める必要はありません!美容師として技術を高め、実力次第で収入を上げることができるほか、その資格・経験を活かして異職種で稼ぐ道もあります!

料金設定&歩合の高いサロンに勤務

実は美容師の年収は、勤務する美容室(サロン)の料金設定も大きく影響します。
歩合制の場合は、売上の何%が歩合給としてもらえる設定になっているかが重要です。歩合は売上から数%が還元されるため、サロンの施術料金が高く設定されているほど単価が上がり、自分に入る給与も上がることになります。
つまり、歩合給の割合が高く、料金設定が高い美容室ほど、収入アップできる可能性があります!

美容師免許を活かして高収入の異職種に転職

化粧品業界・美容業界であれば、国家資格である美容師免許保持者は高評価★即戦力として有利になる可能性があります!
美容師の平均年収約330万円に対し、美容部員は約358万円。未経験でも給与高め・正社員採用と好条件の求人が多いのが魅力です。賞与やインセンティブ制度によって売上や成果を収入面に還元する企業も多数!店頭デビューまでが早く、スピーディーなキャリアアップも目指せます!

副業・複業・フリーランスの道へ!

サロンワークの経験や美容師免許を活かして、フリーのヘアメイクアーティスト・メイクアップアーティストに転身するのもおススメです!
近年、美容師経験者によるメイクアップアーティストの需要が拡大中!フリーランスとしてコスメのイベントで活動する道、事務所に所属し、テレビや雑誌・ファッションショーなどでモデルにメイクをする道など活躍の場は様々!
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アットコスメキャリア編集部 松原

外資系美容部員として約8年勤務。BAのやりがいも苦労も経験済み。ライフスタイルの変化を機にオフィス職へキャリアチェンジ。コスメライター等を経てアットコスメキャリアへ。元BAのリアルな声と転職経験者の視点も交えた情報をお届けします。

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