2024.01.07

【業界研究】化粧品業界にはどんな仕事があるの?化粧品業界の職種や仕事内容をご紹介!

大好きな化粧品・コスメに囲まれて働きたい!メイクに携わる仕事をしたい!などなど、化粧品業界のお仕事に転職したいという方、化粧品業界は美容部員だけではないんです♪今回は化粧品・コスメに関わるお仕事ってどんなのがあるの?という疑問を調査しました!

化粧品・コスメ販売の美容部員・BA(ビューティアドバイザー)をはじめ、化粧品業界の本社のお仕事など「化粧品・コスメ・美容業界の仕事」を徹底解説★
化粧品業界未経験からスタートできるお仕事や、美容部員からキャリアアップできる職種まで様々♪化粧品業界に向いている人はどんな人?にもお答え!ぜひチェックしてみてくださいね!

化粧品業界とは?

化粧品業界とは、化粧品の研究・開発・製造・販売などを手掛ける企業のことを指します。化粧品メーカーへの就職といっても、国内メーカー、外資系メーカーなど様々なメーカーがあり、化粧品メーカーは部門ごとに職種が異なります。また、取り扱うカテゴリも「スキンケア」「メイクアップ」「フレグランス」「ヘアケア」「ボディケア」などさまざま。
それぞれ部門別に化粧品メーカーの職種をみていきましょう!

化粧品業界に向いている人は?

職種によって異なりますが、化粧品業界全体に通じる向いている人の特徴をご紹介します。

コスメ・美容に興味がある

化粧品業界を志望するなら「化粧品・コスメに興味がある」「メイクや美容が好き」というのは必須と言える要素。
興味・関心があることでモチベーションを高く持ち、積極的な知識向上を目指すことができますよね。また化粧品は世の中のトレンドによって、流行りが目まぐるしく変わっていきます。そんなトレンドに対しても常にアンテナを張り、敏感にキャッチアップできる人が向いているといえます。

人を喜ばせたいという気持ちが強い人

化粧品業界が取り扱う商品は、多くの人の生活に深く関わるもの。肌に直接使用するアイテムであり、美しくしたり、悩みに合ったものを提供できたりと、「自分が携わった製品が誰かの喜びに繋がっている」と実感しやすいことで、やりがいにもつながるでしょう。

コミュニケーション能力がある

販売・製造・研究とさまざまざまな部署が連携して業務が行われています。
特に美容部員・BAを目指している方は、接客業かつお客様との距離が非常に近い職種のため、安心感を与え、丁寧なコミュニケーションをとれる方が向いています。

営業・販売促進部門

化粧品・コスメに囲まれてる度でいうとダントツなのがココ!
営業、営業企画、宣伝、販売促進などがこの部門内にあります。おなじみの美容部員・BA(ビューティアドバイザー)はここの所属。

美容部員・BA(ビューティアドバイザー)

美容部員・BAとは、化粧品・コスメのカウンセリング販売を中心とした美容サービスを行う仕事です!
メーカーや勤務先によって「ビューティアドバイザー」「ビューティカウンセラー」「美容スタッフ」など様々な呼ばれ方をしています。
百貨店や化粧品専門店、ドラッグストアなど店頭で美容部員がお客様にメイクアップやスキンケアを施すことを「タッチアップ」と言い、実際に商品を使用しながら、お客様にアドバイスをしたり商品の使い方や魅力を伝えていきます。
接客が中心の仕事ですが、清掃や品出し、テスターのメンテナンス、売上げ・在庫管理、POPやDMなど販促ツール作成、レジなど店舗によって様々な業務があります。

<<美容部員・BA(ビューティーアドバイザー)になるには資格は必要?>>
美容部員・BAになるためには一般的に資格は不要です。化粧品メーカーの多くが研修制度をしっかりと整えているため、未経験であっても比較的チャレンジしやすい業界といえるでしょう。美容専門学校を卒業している場合は、歓迎・優遇される傾向にあります。店長候補の採用や、新店舗、新ブランドの採用では基盤づくりのために経験者採用を行う場合もあるので、応募資格欄を良く読んで自分のレベルに合った求人かどうかは必ずチェックするよう心がけましょう。

<<スキンケアブランド/メイクブランド/トータルで美を提供?>>
化粧品メーカーにもメイクブランド、スキンケアブランド、ヘア・ボディーケア製品まで扱うトータルビューティーブランドと、幅広く存在します。まずは「自分がどんな商品をメインに扱い、仕事をしたいのか」を明確にすることが大切です★メイクのスキルを磨きたいのか?肌のお手入れについてカウンセリングする接客がしたいのか?メイク・スキンケアどちらも提案したいのか?自分自身の目指すキャリアに合わせたブランド選びをしてみてくださいね。

イベントスタッフ

化粧品ブランドのポップアップストア・イベントなどで、案内や接客販売を行うスタッフの事を言います。メイクやフェイシャルトリートメントのサービス、サンプルやリーフレットの配布をしながら、ブランドや商品を知ってもらうことがお仕事のメイン。最近では、美容部員経験者がフリーランスのメイクアップアーティストとして活躍の場を広げる働き方としても浸透しています。ブランドに縛られずにメイクの仕事をしたい!という方にもピッタリ。
短期・単発で仕事ができるので、フルタイムでは難しい方や、様々なブランドで働きたい人にもおススメです。

営業

百貨店やバラエティショップや各種小売店、量販店などに営業をかけ、自社製品を取り扱ってもらうための提案をしたり、より良い場所に並べ・置いてもらうための交渉や、店頭などで商品を広めるための提案をします。
提案や企画を行うためコミュニケーションスキルが重視されるほか、売上動向を確認する事や販売現場のケアなども大切な業務です。

ラウンダー

ラウンダーとは、化粧品専門店やドラッグストア、LOFTやPLAZAなどのバラエティショップのコスメ売り場を回り、店頭に立って商品PRをしたり、接客をしたり、時にはポップなどの販促ツールを貼ったりする仕事です。
ラウンダーは複数の店舗を巡回するスタイルで仕事をするので、同じ店舗で勤務しない事から人間関係に悩まされる事も少ないのが特徴です。

スーパーバイザー(SV)

ラウンダーのように複数の担当店舗を巡回し、売上の確認や在庫管理、スタッフ教育といった店舗運営に関する指導を行ったり、本社からの連絡事項を店舗スタッフに伝えたりします。
特に資格が必要なわけではありませんが、美容部員として現場で働いたあと店長やリーダーに昇格し、さらにその後、能力や適性が認められるとスーパーバイザー(SV)になるというケースが一般的です。

トレーナー/美容インストラクター

・トレーナー
自社の美容部員・BA(ビューティアドバイザー)や販売店の美容部員・BA向けにスキル研修や新商品研修などが行われます。その研修を担当するのがトレーナーです。
教育トレーナーは、自社ブランドや商品知識がないと教えることができないため、豊富な販売経験を持つ人材から適任者を抜擢します。

・美容インストラクター
自社製品を取り扱っている取引先サロンにて、の商品知識や技術の研修を行う役割と、運営サポートなど販売促進活動を同時に担う『インストラクター』というポジションも増えています。オフィスワーク未経験OKの場合も多いので、キャリアチェンジしやすいのがポイントです★

広報・宣伝、販売促進

広報部では、商品宣伝としてテレビやWeb、SNSなどさまざまなメディアを通して、販売促進イベントを企画・実施し、商品のプロモーション(宣伝)を行います。
商品コンセプトを理解しターゲットを定めた上で、テレビやWebやポスターの制作に取り組むのが広告宣伝の担当です。

実際に一人でも多くの人がこの新商品を購入するような仕掛けを考えるのが販売促進のお仕事。
ノベルティグッズをキャンペーンや、ターゲット層に合った芸能人やタレントを起用したイベントやキャンペーンを行ったりします。

・美容クリニックの求人も増加中!
化粧品会社だけでなく、近年話題の美容クリニックでのオフィスワーク職求人も増加傾向にあります!化粧品業界未経験であっても、経験のある業務内容次第でステップアップも可能です!

商品企画部門

商品企画・マーケティング

化粧品・コスメの企画に携わって、自分の商品を作ってみたい!そんな夢を実現できるのが商品企画。
ただ、作りたい化粧品・コスメのアイディアを出して企画するだけでなく、実はマーケティングデータをもとに商品のコンセプトやターゲットとする人物像、商品のイメージやデザインなどを決める必要があるため、マーケティングの専門知識やデータの分析力が必要になります。
商品企画担当者になるには、新卒採用で入社した企業の各部門で経験を積んでから、商品企画部門に配属されるのが一般的であるほか、中途採用で経験者として採用されることがほとんどです。

研究開発部門

商品の発売に向けて成分の分析や研究を行う「研究開発」は、まさに理系の研究職。一般的には理系の学部に所属していた学生の新卒採用や、既に研究職として他社で活躍していた方の中途での採用が多いです。未経験かつ理系の知識がない場合、採用は難しいと考えてよいでしょう。

基礎研究

化粧品に配合する有効成分や皮膚科学の研究します。

処方開発

基礎研究を元に新商品の中身の処方を開発するのが処方開発の仕事です。

安全性研究

商品の品質や原料の品質を守るための分析技術や試験方法に関する研究を行うのが安全性研究の担当です。

生産・品質管理

化粧品製造に必要な原料や素材の調達・仕入れをコントロールしています。消費動向や商品の売れ行きを監視して、最適な製造計画を組んで発注を行います。設備やコストなど総合的に管理するので、専門知識とマネジメント力が求められます。

化粧品業界の今後

化粧品業界は生活必需品であるため、景気に左右されない業界とされ安定的な市場といわれていました。しかし新型コロナウイルスの影響やそれによって大幅に減少したインバウンドの影響によって大きく需要が落ち込みましたが、2023年10月現在は外国人観光客も増えたことでインバウンド需要が回復してきました。
美容部員・BA(コスメ販売員)もタッチアップが解禁され、コロナ前の状況に徐々に戻りつつあります。
またコロナ禍を経てオンライン美容部員としての新しい働き方やSNSを使用した接客など、新しい美容部員の在り方もますます注目されていくでしょう。

化粧品・コスメ業界未経験でもなれる仕事は?

化粧品業界にはさまざまな職種があることがわかりましたが、美容の専門学校に通っていなかったり、業界未経験だと働くことが難しいのでは?と考えている方が多いです。もちろん、経験があることに越したことはありませんが、職種によっては未経験でも働くことが可能な求人がありますよ。

特に美容部員・BA(コスメ販売スタッフ)は1店舗に3~15人必要なため採用ニーズも多く、コミュニケーションを重視するため、ブランドにもよりますが化粧品やメイクに興味があれば未経験でも歓迎される職種です。
将来的には本社職を目指している方も、まずは基本的な知識を身に付けるためにも美容部員・BAから始めることもあるんだとか。

メイクの仕事がしたい人におススメのブランド

メイクに特化して販売のお仕事をしたい方にオススメなブランドはこちら!将来的にメイクアップアーティストを目指したい方やフリーランスとして活躍したい方のキャリアアップも叶うブランドが多数!

スキンケアメインで仕事をしたい人におススメのブランド

スキンケアに特化して販売のお仕事をしたい方にオススメなブランドはこちら!コロナ禍を経てスキンケアが注目されるようになったこともあり、スキンケアブランドへの需要が高まっています。皮膚理論などの基礎知識からきちんと学ぶことができるのでスキンケアに美容やがある方にお勧めです。

本社職にキャリアアップもできる?

メイクの技術を磨いてブランドの象徴として活躍するメイクアップアーティストとして活躍したり、店舗管理の経験を積んで営業・スーパーバイザー・トレーニングマネージャー・バイヤー等へステップアップしたり、本社の仕事にチャレンジできるケースはもちろんあります!
なかには美容部員・BA(ビューティアドバイザー)の意見を積極的に取り入れるメーカーも多いので、コスメの商品企画に携われるチャンスも!

化粧品業界に入るために、まずやるべきことは?

美容部員・BA(ビューティアドバイザー)や化粧品・コスメ業界の仕事、少し興味があるかも・・・という方は、アットコスメキャリア主催の美容部員向けセミナーや転職相談会に参加してみるのがおすすめ!

「何歳までチャレンジできる?」
「ノルマはあるの?」
「給料はどれくらい?」
「ブランドごとにどう違うの?」
「本当に未経験でも大丈夫?」

そんな疑問に、美容部員・BA(ビューティアドバイザー)、メイクスクール講師など美容業界の経験があるキャリアカウンセラーがお答えします!
「どの求人が自分に合っているか分からない」「希望の条件に合った求人が見つからない」といったお悩みをお持ちの方も、ぜひご利用ください。
サイトには掲載されていない、非公開の求人情報もご紹介可能です。

アットコスメキャリア編集部 秋山

アットコスメキャリアに新卒で入社した5年目。学生時代は外資系コスメの販売スタッフと、美容雑誌の編集アルバイトを経験。

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