目次～この記事でわかること～
■美容師×年収のリアルって？
■美容師はボーナスをもらえない？
■美容師の年収をアップさせる方法！
■年収アップを狙える美容師の資格は？
■未経験も大歓迎！美容業界に興味があるあなたへ
美容師×年収のリアルって？
美容師は仕事量のわりに年収が低いというイメージを持たれていますが、実際はどうなのでしょうか。
美容師の平均年収は？
美容師（理容師も含む）の平均年収は、約330万円です。（賃金構造基本統計調査（2022年）より）
2022年の調査ではこれまでの最高額を更新し、少しずつ平均年収も上がってきてはいるものの、日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。スタイリストデビューまでの期間が長いことから離職率が高いことも年収が低くなっている原因です。
アシスタント（美容師）の年収は？
美容師として活躍する前に見習い期間を設けていて、接客や美容師としての技術を磨きつつ、スタイリストのサポートを行います。美容専門学校を卒業し、美容師免許を取得している人でも同様にアシスタントの期間があり、約2年～4年程度で平均して約3年間アシスタントの期間があります。
アシスタントの年収は約200万円で、見習い期間としてメインの施術を担当できないことから低めの給与設定になっています。
店長クラス（美容師）の年収は？
サロンによっては店長ではなく「チーフ」と呼ぶこともありますが、店長クラスになった場合はどのくらいの年収になるのでしょうか。
店長クラスの美容師の年収は約350～450万円が相場といわれており、店舗の規模や経験年数によっても大きな差がでるようです。
店長クラスになると指名客も多くなるので、基本給にプラスで指名料によって年収がアップします。
また責任者として店舗の売上げやスタッフ管理、シフト作成などの仕事が増えていきます。それによってスタイリスト時代よりも年収が高くなるのが一般的です。
年代別★美容師の年収とは？
年代別で美容師の平均年収を調べてみました。（アットコスメキャリア調べ）
■20代：約280万～300万円
■30代：約330万～400万円
■40代：約350万～450万円
■50代：約350万～450万円
20代から30代になると年収が約50万円以上増えていることがわかります。アシスタント期間から美容師へとデビューすることや指名料や歩合も入るようになるので、年収がアップします。
勤続年数や年齢が上がるつにつれて年収が上がっていく職業ともいえるでしょう。
美容師はボーナスをもらえない？
ボーナスをもらえるかどうかは勤める美容室によって変わるため、支給されるサロンもあれば支給されないサロンもあり、支給額も美容院によって様々です。
調査によるとボーナスの支給額も年間で9万1,400円という結果でした（令和4年賃金構造基本統計調査 | e-Statより）。そのため、ボーナスがもらえたとしても他の職種に比べると支給額が少ないという状況です。
ボーナスが少ない理由は？
ボーナスが少ない理由には『歩合制』を取り入れているサロンが多く、歩合給が高ければ毎月高い給料を得られるため、ボーナスは少なくしているサロンが多いです。
歩合にも施術歩合、指名歩合、店販歩合など種類があり、割合は美容室ごとに異なりますが、30～50％が相場といわれています。
そのため例えば月間売上50万円の場合、15～25万円が基本給に上乗せされます。
自分が頑張った分だけ、歩合給として収入で還元されるのでやりがいを感じる職種でもあります。
美容師の年収をアップさせる方法！
指名してくれるリピーターを増やす
リピーターを増やすことで年収大幅にアップを狙うことが出来ます。お客様から指名してもらうと、スタイリストの基本給にプラスして指名料をもらうことができるため年収も上がっていきます。一部のサロンではスタイリストが指名料の100％を受け取るケースもあるので、その場合はさらなる年収アップを見込めるでしょう。
「指名されること＝次回もリピートしてもらえること」に繋がりますので、カウンセリングを丁寧に行い、お客様に寄り添った接客を意識しながら接客を行うことでリピーターを増やしていきましょう！
フリーランス・業務委託で働く
正社員として働いているものの現状の収入に満足できない場合には、フリーランス・業務委託として美容師を続けるのもひとつの方法です。フリーランスや業務委託は歩合が高いため、年収アップが狙えます。
ほかのヘアスタイリストが経営するサロンの空き時間を借りる「面貸し」や、複数のヘアスタイリストと共同でレンタルする「シェアサロン」などがあるので、独立するよりもリスクも抑えながら働くことが出来ます。
美容師免許を活かして高収入の異職種に転職
同じ美容業界の中で美容師の資格を活かせる仕事に転職するのもひとつの方法です。
美容師資格が活かせる職種として「アイリスト」があります。アイリストは同じ接客業であるものの残業が少なく、お休みも取りやすいのでワークライフバランスも大切に働けます。
さらに未経験でも「月給約23万円～+歩合制」と給与水準も美容師より高く、正社員として採用された場合はボーナスが支給されるサロンも多いため、年収アップが考えられます。
年収アップを狙える★美容師の資格は？
管理美容師
管理美容師とは、公衆衛生と衛生管理の専門的な知識をもち、お客様の安全・安心なサービスを提供するために必要に応じて衛生措置を行える美容師のことです。
管理美容師の資格を取得するためは以下の条件を満たしている必要があります。
・美容師・理容師の免許を受けた後3年以上美容・理容の業務に従事していること
・厚生労働大臣の定める基準に従い都道府県知事が指定した講習会の課程を修了すること
管理美容師は、美容師2人以上の美容師が所属するサロンには必ず必要なので持っておくと有利になる資格です。
美容師免許を取得したあと3年以上経過したら、資格の取得にチャレンジしましょう！
ヘアカラリスト検定
ヘアカラリスト検定は、美容師のヘアカラー技術を上げるための検定で、NPO法人 日本ヘアカラー協会が認定している資格です。
お客様に似合うカラーを提案したり、ヘアカラーでお客様の新しい魅力を引き出したりとヘアカラーのスペシャリストとして活躍します。ファッションやヘアスタイル、メイクにも合わせたヘアカラーの提案をするためにも、常にトレンドを把握し情報収集は欠かせません。
美容専門学校のなかには、ヘアカラリスト検定の認定校もありますので、在学中から合格を目指すことができる資格です。
パーソナルカラリスト検定
パーソナルカラリスト検定は、日本カラリスト協会が実施する検定で、色彩知識と配色調和を身につける資格試験です。「似合う色」について理論的に学ぶことができるので、お客様の似合うヘアカラーを提案することができます。
ヘアカラーだけでなく、メイクやファッションについても似合う色をアドバイスすることができるので、お客様の満足度もあがります。
会場の試験だけでなく、WEB在宅や在宅ペーパーでも試験を受けることができるので、土日休みが取れない美容師さんや、子育て中の方、遠方に住んでいる方も受験が可能です。
未経験も大歓迎！美容業界に興味があるあなたへ
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