憧れの職業...美容師業界のリアル
美を提供できる華やかなイメージで、「将来なりたい職業」としても人気を集める美容師。国内の美容室の数は26万4223件!(厚生労働省「令和3年度衛生行政報告例の概況」より)過去20年ずっと店舗数は増加し続けています!コンビニが全国に6万店前後あると言われていますが、美容室はその4倍以上!
憧れの職業であり、私たちの生活に欠かせない存在である一方で、様々な理由から短期間での離職率が高いのも事実。せっかく美容師免許を取得したのに、活かせる道は無いのでしょうか?
美容師から異業種への転職は難しい?
美容師から異業種・異職種への転職はもちろん可能です!
1対1でお客様とコミュニケーションを取り、カウンセリング、提案をする経験やスキルは、様々な職種で必要とされる要素。異業種であってもプラスの評価に繋がります。
特に化粧品業界・美容業界であれば、国家資格である美容師免許を取得していることで優遇されるケースも。既に美容の専門知識も習得しているため、即戦力として有利になる可能性があります!
美容師からの転職▶評価されるスキル
毎日のサロンワークの中で自然と養われているものが、異業種転職において高い評価を得られることも!?美容師からの転職で有利なポイントをご紹介します!ぜひ積極的にアピールして転職成功させましょう!
コミュニケーション能力
美容師は、お客様と会話をしながらお悩みやニーズを引き出し、希望のスタイルを形にするのが仕事。お客様が安心して気軽に相談できるような、厚い信頼関係を築ける能力は転職で高く評価されます。
接客・顧客応対スキル
髪の毛のカットやシャンプー、カラー剤を塗布したり、、、お客様への施術は長時間に及ぶこともある美容師のお仕事。その中で細やかな気配りができる接客マナーは、多くの職種で活かせるスキルです。
また、リピーターになってもらった経験もアピールポイントになります。「あなたにお願いしたい!」と言ってもらえる顧客作りのために工夫した経験は、接客・営業など顧客をもつ全ての職種において、良い評価を得られるでしょう。
スタイリストデビュー前のアシスタントであっても、先輩の顧客様をお出迎えしたり、シャンプーやドライヤーを担当したりとサロンワークの中で養われた、おもてなしのスキルは社会人に求められる大切な要素です。
提案力・問題解決力
美容師はお客様の漠然としたイメージや希望を言語化し、似合うベストな髪型を提案したうえで形にしますよね。
お客様が求めているものを的確に捉え、説得力のある提案をするスキルも転職で高く評価されるポイントです。同時に、潜在的なニーズ(悩み)も察知し、解決する力は異業種でも大きな武器となります。
柔軟性
美容室は、老若男女問わず幅広い世代の方が利用するもの。どんなお客様ともスムーズにコミュニケーションをとれる姿は、特に接客業において好印象です。
また、サロンワークの中では仲間とのスムーズな連携も欠かせません。チームワークを発揮しながら店舗運営に関わった経験もアピールしましょう。
美容師免許&経験を活かせる!おススメの職種・転職先
「美容師辞めたい...でも他にどんな仕事が向いているかわからない」「美容師を辞めてしまったら、頑張って取得した美容師免許がもったいない」と悩んでいる方に絶対見て欲しい!美容師の経験や美容師免許をスグに活かせるおすすめの職種をご紹介します!
美容部員・BA
化粧品の販売を通して美を提供する美容部員は、美容師との親和性が高い職種。美容に関する専門知識が既にあることに加えて、接客経験、カウンセリングスキルと、美容部員の仕事に活かせるポイントがたくさんあります。
なかにはヘアケアブランドのように、美容師免許保持者・美容師経験者を求めている場合も!美容専門学校卒業者は、未経験でもBA採用で優遇されやすいのでぜひチャレンジしてみてください。
アイリスト・アイブロウリスト
アイリスト、アイブロウリストともに美容師免許保持者のみが施術できる専門職。
まつげエクステンションやまつげパーマなどの施術をするアイリストは、アイラッシュサロンと呼ばれる美容サロンに勤務します。
また、眉毛サロン(アイブロウサロン)で働く「アイブロウリスト」「ブロウアーティスト」も近年大注目!骨格や理想のイメージ合わせて眉毛の形を整え、デザインするスペシャリストです。
未経験で応募できる求人も多いため、美容師免許を活かしてキャリアチェンジをしたい方におススメです。
メイクアップアーティスト
化粧品ブランドに入社してブランド所属のメイクアップアーティストにステップアップする道、フリーランスとして化粧品メーカーのイベントで活動する道、事務所に所属し、テレビや雑誌・ファッションショーなどでモデルにメイクをする道など活躍の場は多岐に渡ります。
最近は、一般のお客様にメイクレッスンを行うメイクサロンのお仕事も注目されており、求人増加中です。
ブライダルヘアメイク
ブライダルを専門に結婚式場などでヘアメイクを行うお仕事。結婚式や披露宴での仕事がメインとなるため、ヘアセット、メイク、和装の着付けなどを同時に行う場合があります。美容師時代のテクニックに加えて、スピード感や婚礼マナーも身に付きます。
化粧品会社・美容系の営業職
美容師時代に培ったコミュニケーションスキル、提案力、顧客応対スキルなどが活きる職種です。化粧品メーカーに入社し、百貨店、小売店などに営業するBtoB営業が基本。美容部員の販促活動の管理やサポートを行うこともあります。
美容ディーラー
美容ディーラーとは、シャンプーやトリートメントといったヘアケアアイテムのほか、ハサミや鏡、椅子といった設備を美容室に卸す役割を担うお仕事。専門知識があるだけでなく、美容室の業務を深く理解しているため、現場に寄り添った営業活動が可能な点が有利になるでしょう。
アパレル販売員
1対1でお客様と接し、ニーズに沿った提案をする点が美容師と大きく共通する部分。美容業界のトレンドはめまぐるしく移り変わっていますが、ファッションのトレンドからメイクアップのトレンドが生まれることもあります。そのため、トレンドに敏感、オシャレを楽しみたい、接客が好きという方はチェックしてみてください。
美容師から転職するメリット
頑張って美容師免許を取得し、美容師になったものの、短期間で離職を考える人も少なくありません。
ここでは、美容師の代表的な離職理由と、転職することで得られるメリットを解説!“美容部員・BA”に転職した場合を例にご紹介します。
給与アップが見込める!
美容師の離職理由の1つが「給与水準の低さ」。厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、美容師の平均年収は約330万円となっています。
それに対して美容部員は約358万円。企業によって、未経験入社でも高水準のスタートが出来ることもあるほか、賞与やインセンティブ制度によって売上や成果を収入面に還元する企業も多数!中には毎月最大8万円のインセンティブを支給しているブランドもあります!
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
休みがしっかり取れる!
美容師の場合、定休日は勤務先によって異なりますが、土日は忙しく周りと休みが合わないということも。開店前・閉店後といった営業時間外に練習時間を確保するなど厳しい面もあります。人手不足によって思うように休みが取れないことで、体力的な負担を感じる方もいるようです。
美容部員の場合は、定休日ではなくシフト制。年間休日120日以上の企業も多いほか、希望の休みを毎月出せるブランドも◎。毎年長期休暇取得を推奨したり、有給休暇取得を積極的に行ったりと、立ち仕事で体力を使う美容部員の休息や健康に配慮した取り組みが多く見られます。また、接客以外での残業は減らそうという企業がほとんどです。
デビューまでがスピーディー!キャリアアップも可能!
美容師はアシスタント期間平均2〜3年ほどを経て、スタイリストになることが一般的。下積み期間が長く、キャリアへの不安から転職を考えるきっかけになるようです。
美容部員の場合は基本的に、数日間の入社時研修を経て店頭デビューという流れ。OJT制度で、数か月に渡り先輩がついてフォローしてくれる場合もあります。BAとして、安心かつスピーディーに現場経験を積んでいけるのが魅力です。入社年数や経験を問わずキャリアアップも可能。未経験入社から1~2年で店長になった事例も珍しいことではありません!
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