目次~この記事でわかること~
■”コスメ”と”化粧品”の意味の違い
∟コスメの意味
∟化粧品の意味
∟結論
■コスメと化粧品の代表ジャンル一覧
∟基礎化粧品
∟メイクアップ化粧品
∟オーガニックコスメとミネラルコスメ
∟韓国コスメ
”コスメ”と”化粧品”の意味の違い
コスメの意味
“コスメ”の正式名称は、“コスメチック(cosmetic)”。
直訳すると“化粧品”という意味で、顔につける化粧品はもちろん、ボディケアやヘアケア目的で使用される化粧品すべてに対して使われる言葉です。
要は”コスメ”=”化粧品”ということですね!
化粧品の意味
では、化粧品の意味についてもう少し掘り下げてみましょう。
化粧品の定義は下記の通り法律で定められています。
「化粧品とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいいます。」
要約すると「その人を美しくするためのもので、薬ではないもの」ということです。
例えばスキンケア製品、メイクアップ製品、シャンプーやコンディショナー、ホワイトニング目的の歯磨き粉や口臭予防のマウスウォッシュなども該当しますね!
結論
”コスメ”と”化粧品”の意味に違いはないものの、私たちはなぜ2つの言葉を使い分けているのでしょうか?
これはどうやらイメージの違いが原因のようで、例えば「デパコス(デパートコスメ)」「プチプラコスメ」といった言葉をよく耳にしますが「デパート化粧品」「プチプラ化粧品」という言葉はあまり聞き慣れないのではないでしょうか。
逆に「基礎化粧品」という言葉はなじみがありますが、「基礎コスメ」と聞くとなんだか違和感がありますよね。
両者に明確な意味の違いはないものの、私たちは”化粧品”に対してはより正式で、高級感のある印象を持ちやすく、
”コスメ”に対してはよりカジュアルで身近な印象を持ちやすいことから、このような使い分けがされているようです。
コスメと化粧品の代表ジャンル一覧
コスメと化粧品に若干のニュアンスの違いがあることがわかったところで、
それぞれの代表的なジャンルについて解説していきます!
どうやら「化粧品ジャンル」は使用するパーツごとにジャンル分けされていて、
「コスメジャンル」は製品の特長やイメージからジャンル分けされることが多いようですね。
基礎化粧品
基礎化粧品とは、洗顔料や化粧水、乳液など…いわゆる顔に使うスキンケア製品の総称です。
肌の土台=基礎を整えるための化粧品、という意味で「基礎化粧品」ということなんですね。
メイクアップ化粧品
メイクアップ化粧品とは、「顔や爪などに塗布し、色彩の効果により皮膚や爪の色を変えてみせたり、陰影をつけて立体感を出したり、あるいは欠点を隠して魅力的な容貌に演出するために用いる化粧品のこと(日本化粧品技術者会による)」ということで、
アイシャドウやリップなどのポイントメイクアップのためのものと、
ファンデーションやコンシーラーなどのベースメイクアップのためのものに大きく分かれています。
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オーガニックコスメ、ミネラルコスメ
オーガニックコスメというと、なんだか体や環境に優しいものというイメージから
「ナチュラル」や「無添加」と混同されがちですが、そもそも「オーガニック」は「本質的な、有機的な」という意味です。
「人の肌本来の健やかさを保つ力を活かし、将来的な環境や健康に悪影響を及ぼす”可能性”がある原料や技術を使用しない」といった基準をクリアしたものがオーガニックコスメと認証されているようです。
そのため、使える原料や技術(石油系原料やナノ化技術など)が大きく制限されており、それが使い心地や機能に影響していることもありますが、環境や健康リスク配慮にこだわりのある人から選ばれているコスメジャンル
一方のミネラルコスメは、一般的には、「マイカ」「酸化チタン」「酸化亜鉛」「酸化鉄」「シリカ」などのミネラル(天然鉱物など)を主成分とした化粧品のことを言います。
しかし現状では具体的な定義は存在しないため、あくまで「ミネラルが主成分である」ということが特徴のコスメです。
オーガニックコスメのように基準や認証制度はないものの、「肌に余計なもの、化学的なものはあまりつけたくない…」という方にはお勧めできるジャンルですね。
韓国コスメ
こちらは言わずもがな、日本でも一大ジャンルになっている韓国発祥のコスメのことです。
韓国アイドルなどの最新トレンドが掴めるほか、高品質に対して比較的低価格で手に入りやすいことから若年層を中心に幅広い世代に人気となっています。