2024.03.15

大卒で美容部員になるのはもったいない?美容部員になった場合の給料やキャリアパスについても紹介します!

美容業界は華やかなイメージで特に就活中の学生さんや転職活動中の女性に大人気の業界です。
しかしさまざまな理由から「大卒で美容部員になるのはもったいない」と言われてしまうこともあるようです。
本コラムでは、「なぜ大卒で美容部員になるのはもったいないと言われるのか?」
「本当のところはどうなの?美容部員のお給料やキャリアパスはどうなっているの?」
「美容部員になるために準備しておくことはあるの?」といった就活中・転職活動中の疑問にお答えしていきます!

目次~この記事でわかること~

■美容部員 大卒だともったいないと言われるのはなぜ?
■大卒で美容部員になるメリット
■美容部員になるために有利な資格はある?
■給料が高いブランドはどこ?
■美容部員のキャリアパスは?総合職にキャリアアップはできる?
■まとめ

美容部員 大卒だともったいないと言われるのはなぜ?

販売職=給料が低いというイメージ

美容部員・BAや化粧品販売職ってなんだかお給料が安いイメージがありませんか?
アットコスメキャリアでも「転職後の年収が気になる」「お給料が不安」というご相談をよく頂きます。
そういったイメージからか、大卒で美容部員に就職しても初任給が安くなりそうだからもったいないと言われてしまうことがあるようです。

でも実は、そんなこともないんです!「アットコスメキャリア」調べで、美容部員の月給平均は約22万円くらい。
さらに売上に応じたインセンティブ(報奨金)や賞与(ボーナス)など月給以外の支給も含むと、正社員の平均年収は約350万円前後になるようです。
また店長(チーフ・マネージャー)、副店長(サブチーフ・サブマネージャー)などのポジションになると年収420万円前後、なかには500万円以上になるブランドもあります!
日本の20代、30代の女性の平均年収はそれぞれ317万円、378万円(パーソルホールディングス株式会社調べ)と言われているので、美容部員の給与水準は決して低いわけではないです。

国家資格が必要なく、高卒や未経験でも働けるから

アイリストや美容師のように国家資格が必要な職種が美容業界にはありますが、
美容部員の場合は就職するにあたって必須となる資格はありません。
学歴不問で募集している求人も多いため、「大学に行ったのに学歴不問の仕事に就くのはもったいない」という風に思われることもあります。
しかし、求人によっては美容専門学校卒業や大学卒業を条件にしているものもあります。
大学を卒業していることは、選択肢を広げるという意味ではメリットになるでしょう。

大卒で美容部員になるメリット

大卒必須としているブランドに応募できるため、選択肢が広がる

お伝えした通り、美容部員は基本的には高校卒業や未経験でも目指せる仕事ではありますが、
なかには大学卒業を条件としているブランドもあります。
特に大企業はそういった傾向も多いので、誰もが知っている有名ブランドで活躍したい!
と思われている方にとっては大学卒業はメリットとなるでしょう。

また、美容部員のあとに本社職や他業種などへのキャリアアップ・キャリアチェンジを視野に入れている場合も
そのタイミングで大学卒業が条件となることもあります。
美容業界でキャリアアップしていきたい、美容部員の経験を活かして幅広い仕事にチャレンジしたい
という方にとっても、大学を卒業することはメリットになります。

高卒や専門卒よりも初任給が高めになる

同じ新卒や未経験の美容部員でも、高校卒業や専門卒業と大学卒業では初任給に1~3万円程度の差が出てきます。
年間では12万~36万円程度のインパクトになるので、この差は大きいですよね。
給与面でも満足のいく待遇を求める方は、大学を卒業してから美容部員になることをおすすめします。

キャリアバスが意外と豊富!

晴れて美容部員になった後、5年後、10年後のキャリアを考えてみましょう。
美容のスペシャリストとしてアーティストになったり、店長としてマネジメントをしたり…
というのが想像しやすいキャリアコースですが、他にも本社職へキャリアアップしたり、
最近では他業界で営業として転職されたりするパターンも多いようです!
その際に、転職先が「大学卒業」を条件としている場合があるので、
将来のキャリアパスについて本社職などにもチャレンジしたい方にとっては、大学卒業はメリットになるでしょう。

美容部員になるために有利な資格はある?

美容部員に資格は不要と言いつつも、選考で有利になる資格はあるのでしょうか?
結論から言うと、資格不要の求人に関しては「この資格があれば必ず有利になる」というものはありません。
ただし、業務に関連する資格を持っているということはそれに時間や熱意を注いだという証拠になりますので、
強いやる気のアピールになることは間違いないでしょう。

以下に代表的な化粧品に関する資格をご紹介します。
ご自身の目指すブランドで必要とされるスキルに近い資格があれば、アピール要素として事前に取得するのもおすすめです。

日本化粧品検定

日本化粧品検定は、美容関係者をはじめ生涯学習を目的とする一般の方々や学生などを対象に、化粧品・美容に関する知識の普及と向上をめざした検定です。
化粧品から美容まで全体的に知識を学ぶことができるため、
化粧品メーカーや百貨店、販売店、美容室、エステサロン、ネイルサロンなどで社員教育としても導入されています。

日本メイクアップ知識検定試験

日本メイクアップ知識検定試験は、メイクアップ、スキンケア、化粧品、皮膚、顔分析、メイクアップの修整方法などのメイクアップ知識力を試す試験です。

日本メイクアップ技術検定試験

日本メイクアップ技術検定試験は、メイクアップアーティストの育成を目指し、メイクアップに関する知識や技術を評価、認定するものです。
メイクアップ技術のほか、接客マナーや商品知識を体系的に習得することができるので、美容部員の仕事にもそのまま活かすことができるでしょう。

■給料が高いブランドはどこ?

美容部員の月給平均は約22万円くらいと前述しましたが、初任給としては19万~21万円くらいが相場と言われています。
ただ、美容部員未経験でも月給25万円以上のブランドも!しっかり稼げる高給のブランドをご紹介します。
※2023年9月時点アットコスメキャリア調べ
※最新の給与条件は各社の求人情報をご確認ください。

ノエビアの美容部員・BAのお給料

【月給】25万円 ~30万円 (※年俸制で年俸額の1/12を月々支給)
【年収】300万円~
ノエビアは未経験からでも正社員・月給25万円~(2023年5月実績)に加え、有給消化率はほぼ100%!年間休日が120日以上で連続休暇も取得できるので、安定したお給料でしっかりと休めプライベートも充実させることができます

Davines(ダヴィネス)の美容部員・BAのお給料

【月給】25万円 ~ 30万円(店長候補)
イタリア生まれのヘアケア&スキンケアブランド『ダヴィネス』は店長候補で月給~30万円も可能!
さらに賞与は年2~4回と頑張りをしっかり還元します♪残業少なめ&年間休日115日以上とプライベートとの両立もしやすいブランドです。

アテニアの美容部員・BAのお給料

※派遣の場合
【月給】24万7500円~(※時給1,500円 ~で計算)
【年収】297万円~(12ヶ月を想定)
ファンケルグループが百貨店を中心に展開するアテニアでは、上記以外に「よい子手当」という18歳以下の子供一人につき月額1万円支給される制度や、
雇用形態の変更も柔軟なためライフステージに合わせた働き方ができるのが魅力!
※募集地域によって時給が異なる場合有り(福岡・名古屋:時給1300円~)

バイオプログラミングの美容部員・BAのお給料

※派遣の場合

【月給】24万7500円~(※関東エリア:時給1,500円 ~で計算)
【年収】297万円~(月給×12か月を想定)

美容師さんの『魔法のドライヤー』というSNS投稿から始まり、美容感度の高い女性の間で大人気のバイオプログラミング。独自開発した技術を搭載したドライヤー「レプロナイザー」やヘアアイロン「ヘアビューロン」、ヘアケア・スキンケア商品をお客様に体験していただくショップなのでノルマは一切なし!販売ノルマがないため、ホスピタリティを重視できる魅力があります♡

美容部員(BA)のキャリアパスは?総合職にキャリアアップはできる?

美容部員のキャリアパスについては少しだけ前述しましたが、もう少し具体的に解説すると
主に4つのコースに分かれています。
特に本社職コース、異業種コースを将来的に目指す方は大学卒業は必須条件となることが多いので要チェックです!

マネジメントコース

後輩育成や店舗のオペレーションが得意な方は、副店長→店長という形でマネジメント職へのキャリアアップができます。
更に経験を積むと、エリアマネージャー(またはスーパーバイザー)として複数店舗を管轄するポジションへの可能性もあります!

スペシャリストコース

とにかく接客やタッチアップが得意!という方は、販売やメイクアップのスペシャリストとしてブランド専属のアーティストになったり、
独立してメイクアップアーティストとして活躍したりすると良いでしょう。
ブランドのアーティストになると、全国のメイクアップイベントなどに出張してタッチアップや販売を行うことがメインの業務となるようです。

本社職コース

現場での経験を活かし、営業や人事、トレーナーなどの本社職に就くコースです。
本社職は狭き門と言われていますが、最近では社内公募をして美容部員から本社職スタッフを採用しようとする会社も増えてきています!

異業種コース

化粧品ではない別の業界で、美容部員の経験を活かして転職するパターンです。
具体的にはCA(客室乗務員)、人材派遣コーディネーター、営業など、やはり人と関わっていく職種で美容部員の経験は重宝される傾向があるようです。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?大学卒業で美容部員になることについてまとめると、

・美容部員の給与は全国平均並み。大学卒業であれば高校卒業や専門卒業よりも初任給やキャリアパス面でメリットあり
・大学卒業までに化粧品に関する資格を取得することは必須ではないが、持っているとやる気のアピールになる
・将来本社職や異業種へのキャリアチェンジを考えている場合は、大学卒業しておくことで選択肢が広がる可能性あり!

今回は大卒で美容部員になるときに気になる点について解説しましたが、
「美容部員のお仕事についてもっと詳しく知りたい」「企業に直接聞きにくいけど、お給料が気になる」「面接ではどんなことを聞かれるの?」など、
美容部員就活のお役立ち情報を記事にまとめています。あわせて、読んでみてくださいね♪

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アットコスメキャリア編集部 小泉

10年以上美容業界一筋。1児の母。
美容部員からキャリアコーディネーター・人事を経てフリーランスの香水コンサルタントへ転身中。
美容業界で働く人、採用する人の両方の視点からお役に立てる情報を発信します!

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