【目次】
■エステティシャンとは?セラピストとの違い
■エステティシャンの仕事内容
■エステティシャンになるには資格は必要?
■転職・就職に有利な資格
■エステティシャンの給料相場/平均年収は?
■エステティシャンに向いてる人
■未経験からエステティシャンに転職するなら!
エステティシャンとは?
エステティシャンは、顔・身体のお手入れを行う全身美容のプロ。化粧品や専用の機器を使い、トリートメント・マッサージ・アドバイスを行うのが主な仕事です。
セラピストとどう違うの?
似た職種として「セラピスト」があり、どう違うのかわからない方も多いと思います。
エステは肌や身体を美しく整える“美容”が目的であるのに対し、セラピストは“リラクゼーション業”に該当し、心身の緊張をゆるめ、リラックスした状態にすることを目的としているのが特徴です。フェイシャルケアやボディケアといった施術を行う共通点はありますが、目的の違いから業種・職種が分かれているんですね!
エステティシャンの仕事内容
①カウンセリング
お客様の肌や身体に対する悩みを伺い、状態・希望に合わせたエステメニューを提案します。具体的な施術内容や料金、所要時間のほか、アレルギーの有無やその日の健康状態なども事前に確認します。
②施術
施術の種類は、フェイシャル・ボディトリートメントや痩身、脱毛、美顔など様々!詳しく見ていきましょう。
■フェイシャルエステ
首~顔、頭部をメインにケアする施術。マッサージを行う前にクレンジングでメイク・毛穴の汚れなどを取り除くこともあります。
■ボディエステ
顔以外の全身にマッサージやパック、トリートメントを行います。
■脱毛
エステティシャンが行う脱毛は「美容脱毛」と呼ばれ、光脱毛やワックスを使った脱毛が一般的です。
※「医療脱毛」といわれる、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射するタイプの脱毛は、エステティシャンには行えません。
③化粧品・コスメ販売
実はエステティシャンの仕事は、マッサージやトリートメントだけではありません。ホームケア用の化粧品や美容関連商品の販売も行います。コスメの特徴や使用方法などをわかりやすく説明することも大切な仕事です。
④店舗運営業務
受付業務や予約管理、清掃、販売商品の管理といったサロンワークも。集客のためのDM作成やSNS発信を行う場合もあります。
エステティシャンになるには?資格は必要?
エステティシャンになるために特に必要な資格や免許はありません。美容師や理容師のように国家資格が必須ではないため、未経験からも目指すことが可能です。ここでは、エステティシャンになるにはどんな方法があるのか、一般的な3つのパターンをご紹介します。
美容専門学校に通う
美容専門学校の「トータルビューティー科」「エステティックコース」などで学ぶことができます。
美容専門学校に通うメリットは、エステティックだけでなく、美容の総合的な知識を学べること。エステティシャンに必要な知識と技術を習得しながら、他の美容関連資格取得も目指せるため、美容を幅広く学んでおきたい方におススメです。
<期間・費用>
2年制の場合、学費は100万円~200万円前後が目安。
通信課程の場合は3年以上の期間が必要です。
エステティックスクールで学ぶ
スクールでは、エステに特化した内容を集中的に学べるのが特徴。エステティシャンに必要な知識・技術を短期間で身につけることができ、通学スタイルは、通学制・通信制から選択可能。カリキュラムを修了し、試験に合格することで認定資格を取得できるスクールが多いようです。日本エステティック協会の認定校などで学ぶ場合は、資格取得に向けてのサポートも期待できます。
サロンやコスメブランドで働きながら技術習得
専門学校やスクールに通わずに、未経験OKのエステサロンに入社して現場経験を積みながら技術習得する道もあります。
最近はフェイシャルトリートメントやエステを提供しているコスメブランドもあるため、美容部員・BAとしてキャリアをスタートするのもおススメです★ブランド独自の研修を丁寧に受けられるケースが多く、エステの手技だけでなくカウンセリングやコスメ販売のスキルも磨けます。
知識や技術は全て入社後に学ぶ必要がありますが、未経験でも挑戦してみたい!という方にピッタリです。
転職・就職に有利!おススメの資格
経験や資格がなくてもエステティシャンとして働くことは可能ですが、民間資格を持っていると転職・就職時に有利になることも!基本的な知識や技術を身に付けている証明にもなります。エステティシャンを目指す方だけでなく、収入アップを目指す方は取っておきたい民間資格をご紹介します。
AJESTHE認定エステティシャン(日本エステティック協会)
基本的な知識・技術をもち、サービスを適切に提供できる能力を持っているエステティシャンに与えられる資格です。資格取得するためには、協会認定校でコースを修了するか、実務経験を1年以上積む2つの方法があります。
AJESTHEの認定資格には、「認定上級エステティシャン」「認定トータルエステティックアドバイザー」といった上位資格もあり、独立開業や指導者を目指す人にも人気です。
AEA認定エステティシャン(日本エステティック業協会)
AEA認定校にてカリキュラムを履修するか、エステティックサロンでの実務経験(フェイシャル又はボディ)があることで受験可能。最上位資格「AEAインターナショナルエステティシャン」もあり、プロのエステティシャンとしてのキャリアアップにも役立ちます。
エステティシャンのお給料・年収
厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、エステティシャンの平均年収は約323万円。平均月給は約22万円(令和4年度)です。
全体の給与幅は月給20万円~40万円と広め。ボーナス・賞与は、年2回支給の場合が多く、年4回支給されるというサロンも。(アットコスメキャリア調べ)
企業や経験によって差があると言えるでしょう。
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
エステティシャンの将来性~年収アップする方法~
エステティシャン雇用形態は、自営業・フリーランスの割合が最も高く、次いで正社員が多い傾向にあります。(参考:厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))エステサロンで経験を積んだ後、独立・開業する道も珍しいことではありません!
一方で、有効求人倍率は0.99(令和4年度)となっており、離職率の高さがエステティック業界の課題というのも事実。その理由の1つが「給与水準の低さ」とも言われています。
ではどうしたら給料・収入アップを目指せるのでしょうか?ポイントをみていきましょう。
歩合給などの待遇が良いサロンに就職
毎月決まった金額の給料(固定給)に加えて、歩合制(インセンティブ)を取り入れているエステサロンで収入アップを目指す方法。
指名料や個人売上目標の達成によってプラスアルファの収入を得ることができます。「頑張った分を収入につなげたい!」という方に向いています。
資格取得
知識・スキルを向上させることでお客様からの信頼を得やすくなり、指名をたくさん獲得できるなど売上アップを期待できます。資格取得で手当が支給されることも多いため、企業からの評価にもつながり、収入アップを目指すことが可能です。
※おススメの資格については、上記『転職・就職にも有利!おススメの資格』をご覧ください。
美容部員・BAからスタートする
エステティシャンの平均年収約323万円に対して、美容部員の年収は約358万円。
未経験でも高水準の給与からスタートが出来るほか、正社員入社できるなどチャレンジしやすい環境!フェイシャルエステや肌の知識を基礎から学べるだけでなく、賞与やインセンティブ制度によって成果を報酬としてに還元する企業も多数!エステティシャンに必要な知識・スキルを身に付けながら、収入面も安定させたいなら美容部員求人への応募が近道です!
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
エステティシャンに向いてる人
エスティシャンにはどんな能力・適正が求められるのでしょうか?エステティシャンに向いている人の特徴をご紹介します!
人と接することが好き
お客様のお悩みや要望を聞き出す必要があるため、話しやすい雰囲気や気配りで安心感を与えることが大切です。施術時間は数十分~1時間以上と長時間になるメニューもあるため、人と接することが好きな方、様々な世代の方とお話しすることが得意な方が向いています。
美容への関心が高い
美容に対する興味・関心を強く持っていることが前提となります。新しい技術や化粧品、機械が目まぐるしく増えていく美容業界のトレンドに常にアンテナを張って楽しめる人は重宝されるでしょう。
また、質の高いエステ技術提供のために、現状に満足することなく新しい知識や技術を取り入れていこうとする向上心も求められます。
体力がある
華やかなイメージがあるエステティシャンですが、業務中は立ち仕事も多く、マッサージなど施術ではかなりの体力を必要とします。不規則なシフト制での勤務など、体調管理をしっかり行えることも大切です。
未経験からエステティシャンに転職するなら!
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