2024.03.14

ネイリストになるには?必要な資格や給料・年収はどのくらい?就職・転職事情も詳しく解説!

美容業界でも人気の職種ネイリスト。カラーリング・ネイルアートによるデザイン提案やネイルケアなど、施術は多岐に渡るため、専門知識や資格が必要なイメージがありますよね。
今回は、ネイリストになる方法や必要な資格、給料、就職・転職事情について詳しく解説します!「ネイリストになるにはどうしたらいい?」と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

目次~この記事でわかること~

■ネイリストになる方法
■資格は必要?資格ナシでもなれる?
■ネイリストに必要な知識や技術を習得する4つの方法
■就職時に有利!?取るべき資格!
■ネイリストの給料・年収事情
■将来は独立・開業も!ネイリストのキャリア
■ネイリストの将来性
■未経験から美容業界で働くには

ネイリストになるには?

資格は必要?無資格でもなれる?

結論から言うと、ネイリストに資格は必須ではありません。美容師のような国家資格ではないため、特別な学歴や資格がなくても目指すことは可能です。しかし、ネイル専門の学校などで知識・技術を習得するのが一般的。
無資格の人を歓迎しているネイリスト求人もまれにありますが、入社の応募条件に一定レベルの資格保持者を求めるネイルサロンが多いのも事実。ネイリストとして就職・転職を目指すなら基本的な知識と技術を身に付けておくことが近道になります。

ネイリストになるためのルート

では、どのようなステップを踏めばプロのネイリストとして働くことができるのでしょうか。一般的なルートは次の通りです。

①学校などでネイルの知識・技術を習得

②ネイリストの技能検定試験にて資格を取得

③ネイルサロンへ就職

どうやって学べばいい?4つの方法

ネイリストに必要な技術習得と資格取得には様々な方法があります。ぜひ自分に合った方法を見つけてみてください。

①美容専門学校で学ぶ

ネイリスト養成コースがある美容専門学校で学ぶ方法。美容専門学校に通うメリットは、ネイル以外の美容に関する知識も幅広く得られること。ネイリストの検定試験対策や就職へのサポートが整っている安心感があるほか、在学中にエステティシャンなど他の美容関連資格取得も目指せる点が大きな魅力です。
一方で、通学期間は少なくとも2年以上が必要となり、学費は200万円前後と高めになるデメリットも。

②ネイルスクールに通う

スクールでは、ネイリストに特化した内容を集中的に学べるのが特徴。必要な知識・技術を短期間で身につけることができます。受講スタイルは、「通学」「通信制」から選択可能。費用は数万円~100万円程度と幅広く、自分の予算やライフスタイルに合わせて選べるのが魅力です。

③通信講座を受講して独学で習得

通信講座の受講やDVDやテキスト教材を利用し、ネイル技能検定を受講する道もあります。専門学校やスクールに比べて費用がかなり抑えられる点や、時間・場所を問わず学べる点が強みです。
しかし、基本的に教材を通して個人で学ぶことになるため実技習得のハードルが高め。検定試験や就職に関するサポートがないことを把握したうえで選択する必要があるでしょう。

④ネイルサロンで働きながら学ぶ

未経験OKのネイルサロン求人に応募して、働きながら学ぶ方法もあります。先輩ネイリストのそばで現場経験を積みながら技術を習得を目指せますが、コツコツと練習や勉強を続ける根気が必要です。

就職時に有利!?取るべき資格!

ネイリストになるためのルートや学ぶ方法をご紹介しましたが、いずれの場合も「ネイリストとして働く」には資格取得を前提と考えるのが◎ネイルサロンへの就職・転職はもちろん、お客様からの信頼獲得、独立開業のためには技術の証明が必要不可欠です。
ここでは、多くのネイルサロンで応募資格の必須要件とされている代表的な技能検定試験を紹介します。

JNECネイリスト技能検定

公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)主催の検定試験。正しい技術と知識の向上を目的とした、実践に役立つ検定試験です。日本のネイル資格の中で最も知名度の高い検定試験と言われ、「ネイリスト検定」とも言われます。
27年前から実施され、約99万人の受験者実績がある資格。1〜3級に分かれており、2級以上を必須条件としているネイルサロンもあるようです。

JNAジェルネイル技能検定

ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとして必要な専門的知識と技術の修得を証明するもの。全国で10万人以上が取得しています。初級・中級・上級の3段階に分かれており、実技試験と筆記試験があります。

ネイリストの給料・年収はどのくらい?

ネイリストの年収は約320万円、月給は約23万円です。(令和4年度)なかでも月給20万円~22万円前後の人数が最も多くなっています。これは同じ美容業界の専門職である美容師の平均年収約330万円と同程度の数値です。

ネイリストは個々のスキルが給料にも反映されやすい職種。経験やスキルを磨くほど給料アップを目指すことが可能です。早い人は2年~3年で店長クラスにステップアップすることもあるんだとか!実力次第でスピーディーな昇格・収入アップも狙えます。
出典:厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)

ネイリストの給与形態

ネイリストの給与形態には、主に3パターンがあります。
【固定給制】決まった給与額が支払われる。
【完全歩合制】個人の売り上げに応じて給与が変動する。
【固定+歩合・インセンティブ制】決まった額の給料+実績に応じたインセンティブが支払われる。

給料に加算されるインセンティブには「指名料「製品販売」などがあり、売上や指名を獲得するほど収入アップを目指せます。

ボーナスはある?支給される手当は?

サロンによって異なりますが、大手サロンの場合はボーナスが支給されることが多いようです。
また、経歴やスキル・ポジションに応じて「資格手当」「技能手当」「役職手当」といった手当が支給されるサロンもあります。

将来は独立・開業も!ネイリストのキャリア

まずはネイルサロンに入社し経験を積むことからスタートするのが一般的です。雇用形態は「正社員」「契約社員」「パート・アルバイト」と様々。将来的には独立開業をしたり、フリーランス(業務委託)として活躍する人、専門学校やネイルスクール 等で講師になる人もいます。

厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、ネイリストとして実際に働いている人の就業形態は、正社員が最も多く、次いでフリーランス・自営業が40%以上を占めています。このことからも、将来的に独立・開業する人の多さが見てとれます。技術を磨いて自分のお店を持つことも決して夢ではありません!

ネイリストの将来性

株式会社リクルート「美容センサス(2023年度版)」によると、ネイルサロンの1回あたり利用金額は女性が5,930円で、過去5年間に渡りほぼ横ばい。
年間利用回数は
<2019年>4.86回

<2023年>5.50回
と増加しており、ネイルへの関心とニーズは依然と高いことがわかります。
最近ではメンズ美容の広まりで、男性の関心度も高まっているため、確かな知識と技術を身につけたネイリストにはさらなる活躍が期待できそうです。

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アットコスメキャリア編集部 松原

外資系美容部員として約8年勤務。BAのやりがいも苦労も経験済み。ライフスタイルの変化を機にオフィス職へキャリアチェンジ。コスメライター等を経てアットコスメキャリアへ。元BAのリアルな声と転職経験者の視点も交えた情報をお届けします。

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