美容部員になれるのは何歳まで？
美容部員・BA（ビューティアドバイザー）になるのに年齢制限はありません。美容部員・BA（ビューティアドバイザー）に限らず、日本では、年齢制限を設けた求人募集は原則禁止されています。平成19年10月に雇用対策法が改正され、「事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならない｣とされているのです。年齢制限の禁止は義務であり、年齢を理由に応募を断ること、採否を決定することは、「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合」などの例外を除き、法律違反となります。
一方、今の市況感では、30代・40代で未経験から美容部員に挑戦するのはハードルが高いのも事実です。今日、新型コロナウイルス（COVID-19）感染拡大の影響で採用枠が減ったことで、美容部員の採用市場は、求職者側が企業やブランドを選ぶ売り手市場から、企業が求職者を選ぶ買い手市場に変化。 特に社会人歴が長くなり、豊富な経験を積んだ求職者が増えてくる30代・40代では、経験での比較で未経験の方が不利になってしまうことが多いようです。
ただし、未経験でも、アパレルや宝飾品の販売など対人接客の経験がある方、エステティシャン等美容関係のお仕事をしていた方、美容専門学校の卒業生や美容師免許を持っているなど美容に関する専門知識を持っている方は、特に美容部員の選考で有利に。百貨店での販売経験や高級商材を扱った経験のある方は、タッチアップ未経験でも美容部員として採用されやすい傾向にあります。
30代・40代美容部員・BA（ビューティアドバイザー）の年収はどれくらい？
2022年9月アットコスメキャリア調べでは、30代・40代の美容部員の平均年収は319万円。店長やチーフといったマネジメント層として活躍する方、結婚や出産などライフスタイルの変化によって扶養内勤務や時短勤務をされる方など、働き方が多様化しているようです。
30代・40代美容部員・BA（ビューティアドバイザー）のやりがいって？
いつまでも美しくいられること
最新のメイクアップやスキンケア製品と触れ合い、美容トレンドの最先端を知ることができる美容部員・BA（ビューティアドバイザー）は、いつまでも美しくいられるのが魅力。自社商品を支給してくれるブランドや、社割でコスメを特別価格で購入できるブランドも多く、たくさんのコスメに囲まれながら、美をキープすることができます。
マネジメントの成果
キャリアアップし、店長・副店長やチーフなど役職に就く方も増えてくる30代・40代。美容部員・BA（ビューティアドバイザー）のやりがいとして挙げられることが多い、大好きなコスメに囲まれながら働けることや、お客様に喜んでもらえることに加え、スタッフの成長や店舗目標の達成などマネジメントの成功に充実感を感じる方も多いようです。
30代・40代美容部員・BA（ビューティアドバイザー）が苦労することって？
体調管理
日々、笑顔で店頭に立たなければならない美容部員・BA（ビューティアドバイザー）のお仕事は、体力が必要。また、常にキレイな肌をキープしなければならず、体調管理が欠かせないのが大変なポイントなんだとか。
出産などライフスタイルの変化への適応
シフト制で土日祝休みではない美容部員・BA（ビューティアドバイザー）は、結婚や出産によるライフスタイルの変化に合わせた働き方が難しいという声も。特に育児との両立で苦労する方が多いようです。
30代・40代が活躍しやすいブランドって？
「年齢を重ねると採用されにくくなるのでは…」と心配される方も多い美容部員のお仕事ですが、中には30代・40代の方だからこそ活躍しやすいブランドも。
メイクブランドよりスキンケアブランド
年齢を重ねるにつれて、キレイな肌をキープするのは難しくなっていくもの。スキンケアアイテムの魅力は、若年層よりも30代・40代の美容部員の方が説得力をもってお伝えできると考えるブランドも多いようです。
商品の単価が高いブランド
ラグジュアリーブランドや美容家電ブランドなど、高価格帯商品を扱うブランドも、落ち着いた雰囲気の方が好まれ、30代・40代の方が歓迎される傾向。ラグジュアリーな雰囲気に相応しいマナーが求められるため、社会人歴が長く、ビジネスマナーがしっかり身についていることは大きな強みとなります。
お客様の年齢層が高いブランド
エイジングケアアイテムが評判のブランドや、地元の方々に長く愛される地域密着型の化粧品専門店など、お客様の年齢層が高めのブランド・化粧品専門店も、30代・40代の美容部員が多く活躍しています。お客様にとっても自分と近い年齢の美容部員は親しみやすくお話しやすいもの。ご自身と近い年齢のお客様が多く集まるブランドを探すのもおすすめです。
化粧品販売の仕事を続けながら結婚や出産などライフイベントに対応する方法って？
先述の通り、結婚や出産によるライフスタイルの変化に合わせた働き方が難しいと言われる美容部員のお仕事。「ライフスタイルに合わせて大好きな化粧品販売のお仕事を続けたい」という方向けにおすすめの働き方を紹介します！
ラウンダー
1つ目は、デパートやコスメセレクトショップ、バラエティショップ、ドラッグストアなどの化粧品売り場に入店し、商品の陳列を整えたり、店頭に立ち商品PRを行ったりするラウンダーのお仕事。ラウンダーは週2～3回のペースで就業、複数店舗を巡回し1人で入店するのが一般的なので、働く曜日や時間帯の融通がきき、プライベートとも両立しやすいと言われています。
イベントスタッフ
もう1つは、単発のイベントスタッフのお仕事。化粧品ブランドの期間限定イベントでタッチアップをするメイクアップアーティスト、美容部員やポップアップストアの販売スタッフなど、化粧品販売経験を活かして働ける求人がたくさんあります。1日～数ヶ月まで様々な期間のお仕事があり、自分の予定に合わせて働きやすいのが魅力です。
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