2024.08.08

外資系化粧品メーカーで働くには?求められるスキルや転職成功のポイントを解説!

化粧品業界への転職・就職を目指す人のなかで、“外資系化粧品”メーカーへ憧れを持っている方は多いのではないでしょうか?アットコスメキャリアでも外資系化粧品ブランドの求人は常に人気があります。
今回は、外資系化粧品メーカーの特徴や募集職種、求められるスキル、効率よく転職を成功させるためのポイントをご紹介します!外資系化粧品メーカーへの転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次~この記事でわかること~

■外資系化粧品メーカーとは?
■代表的な外資系化粧品メーカーと求人一覧
■転職時に抑えておきたい外資系化粧品メーカーの特徴
■外資系化粧品メーカーの主な職種
■外資系ブランド美容部員の特徴
■外資系化粧品メーカーに向いている人
■外資系化粧品メーカーへ転職するには

外資系化粧品メーカーとは?

化粧品メーカーには「外資」と「国産」があります。
日本の化粧品会社が化粧品を製造販売しているのが国産ブランドです。
主な国内大手の化粧品メーカーは、資生堂やカネボウ、コーセー、アルビオン、花王、、ポーラ・オルビスなどが挙げられます。
一方、海外発のブランド(企業)が化粧品を製造販売しているのが外資系化粧品メーカーです。

◆代表的な外資系化粧品メーカー

ロレアル

『イヴ・サンローラン』『ランコム』『メゾンマルジェラ』『キールズ』『シュウウエムラ』など数多くの人気ブランドを有する世界最大手の企業。最近ではPRADA Beautyの日本初上陸も果たし、化粧品業界を常に牽引する存在です。

エスティ ローダー

『M・A・C』『エスティーローダー』『トムフォード ビューティー』『クリニーク』『ボビイブラウン』『ジョー マローン ロンドン』『LE LABO』等を展開するアメリカの企業。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)

本拠地はアメリカの企業で、デパコスブランド『SKⅡ』のほか、ヘアケア用品「パンテーン」など、家庭用品から化粧品まで幅広い商品を展開。マーケティングは世界トップクラスと言われる有名企業です。

LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)

『ディオール』をはじめ、『ゲラン』『ジバンシイ』など、フレグランス、メイクアップ、スキンケア等を展開する世界的ブランドを擁するフランスの企業です。

外資系化粧品メーカーの特徴

ブランド戦略

外資系化粧品メーカーは、各ブランドのコンセプトや世界観をしっかり守ることを重視する傾向にあります。そのため、ブランド価値を高めやすい百貨店を中心に販売することが多いのが特徴です。
いわゆるデパコスと呼ばれ、百貨店コスメは高額なイメージもありますが、ラグジュアリーな空間とブランドイメージを体現する美容部員・BAの接客により、ブランド力を最大限に引き出しています。

ビジネス形態

本国で開発した商品を輸入製品として日本で販売する企業や、日本に販売拠点のみならず研究拠点も置き、日本人に合わせて商品の開発・販売を行う企業もあります。

外資系化粧品メーカーの主な職種

販売スタッフ(美容部員・BA)

お客様の悩みやご希望をカウンセリングしたり、メイクアップ・スキンケアを使用したタッチアップを通じて化粧品の販売をするお仕事。ブランドによって「ビューティアドバイザー」「ビューティカウンセラー」「ビューティーコンサルタント」など様々な呼ばれ方があります。

営業職

一般的にはコスメを取り扱う販売店に営業をかけ、自社製品を取り扱ってもらうための提案をしたり、より良い場所に並べ・置いてもらうための交渉や、店頭などで商品を広めるための提案をするのが化粧品メーカーの営業職の仕事。
なかでも外資系化粧品メーカーの営業職は、百貨店に対する営業活動がメインになるでしょう。自社製品が売れることで百貨店の売上げも最大化できるようなwinwinの関係を目指すことも重要です。
自社の売り場の面積の拡大や立地の変更といった交渉の他、セールやイベント時には営業自ら販売応援をしたり、売上管理を行うこともあります。

トレーナー

自社の美容部員・BA向けに入社時研修や新商品研修などが行われます。その研修を担当するのがトレーナーです。
教育トレーナーは、自社ブランドや商品知識がないと教えることができないため、豊富な販売経験を持つ人材から適任者を抜擢します。

商品企画・マーケティング

分析結果などをもとに、商品のコンセプトやターゲットとする人物像、商品のイメージやデザインなどを決め、商品の企画を行います。マーケティングの専門知識やデータの分析力が必要になるため、企業の各部門で経験を積んでから配属されたり中途採用されるケースがほとんどです。

研究開発

商品の発売に向けて成分の分析や研究を行うのが研究開発職です。
化粧品に配合する有効成分や皮膚科学の研究、新商品の中身の処方を開発するの処方開発、商品の品質や原料の品質を守るための分析技術や試験方法に関する研究を行う安全性研究など、研究開発部門の中でも様々あります。
特に外資系化粧品メーカーの場合は、日本で禁止されている成分の配合がないか確認する必要があります。

外資系化粧品ブランド美容部員の特徴は?

ここまでは外資系化粧品メーカーの主な職種をご紹介しましたが、憧れる方が多い外資系美容部員について更に深堀りしていきましょう!

外資系ブランドの雰囲気

外資系ブランドの場合、売上に対する意識が高く、実力主義という傾向があります。
ノルマを課されることはなくても、個人の売上目標と店舗全体の売上について常に意識することが習慣づけられることが多いようです。そのため、数値管理能力が鍛えられ、他職種や他ブランドでも通用するスキルが自然と身に付くメリットがあります。
また、入社年数や経歴関わらず、実力があればどんどん上を目指せる雰囲気も。そのため、キャリアアップもしやすい環境にあるといえます。

外資系ブランド美容部員のメイク

美容部員・BAはブランドの顔。そのため、ブランドが体現する人物像をイメージしたメイクアップを特に外資系ブランドでは求められます。クールビューティー、ラグジュアリー、エレガント、フレンドリーというように、ブランドによって求めるコンセプトは大きく異なるので、転職活動時はブランドの世界観を把握することも非常に重要です。
一方で、髪型・髪色などについては、比較的自由な傾向も。自社ブランドのイメージに沿う範囲で個性を表現することは歓迎されることが多いようです。

外資系化粧品メーカーに向いている人

リーダーシップのある人

化粧品メーカーに限らず、外資系企業では自分の意見をはっきりと発信できることが重要だといわれています。

向上心がある

成果を出すために常に目標を失わずに前向きに努力できる人、高い売り上げ意識を持てる人は活躍しやすく、スピーディーなキャリアアップも目指せるでしょう。

体力的、精神的にタフで目標を持てる人

美容部員の仕事は一日中立ちっぱなしで立ち仕事です。外資系ブランドの場合は、新製品・限定品のプロモーションやイベントが年に何度も行われるお店もあります。そうした忙しさも楽しめる体力や精神力も必要です。

外資系化粧品メーカーへ転職するには?

外資系化粧品メーカーは常に人気で競争率が高く、募集枠に限りがあるため、一人で転職活動を進めるのが難しいケースもあります。なかには一般募集ではなく、転職エージェントを通して非公開で採用活動をする企業も珍しくありません。
そのため、効率よく外資系化粧品メーカーへ転職をするなら、化粧品業界に特化したアットコスメキャリアの転職サポートサービスの利用がおすすめです。

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アットコスメキャリア編集部 松原

外資系美容部員として約8年勤務。ライフスタイルの変化を機にオフィス職へキャリアチェンジ。コスメライター等を経てアットコスメキャリアへ。元BAのリアルな声と転職経験者の視点も交えた情報をお届けします。

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